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他社製コンプレッサー/F-CON iS取付け

今回依頼された車種は、カローラルミオン(NZE151N)平成21年式で、他社製スーパーチャージャーが
装着されています。オーナーさま曰く「もう少しパワーが欲しい」と相談を受け、依頼となりました。

そこでルミオンと言う車の「諸元」を検索して見ました。
●エンジン型式 : 1NZ-FE(直列4気筒DOHC)
●ミッション(AT) : Super CVT-i(自動無段変速機)
●最高出力〈ネット〉kW(PS)/r.p.m : 80(109)/6,000
●最大トルク〈ネット〉N・m(kgf・m)/r.p.m : 136(13.9)/4,800
●車両重量kg : 1,280(グレード等オプション装着でまだ重くなる)
以上がメーカー表示データです。

ファイル 101-1.jpg
作業に移る前に現状の馬力を測定。             
【ブースト圧:0,6kgf/c㎡/】
【最大出力 :98.2kw(133ps)/6000rpm】           

ファイル 101-3.jpgファイル 101-4.jpg
10本程度の配線を取外しF-CON用ハーネスを加工取付けします。インジェクター信号及び点火信号線
その他もろもろを入力、出力しますので時間が掛かるのと、配線図との睨み合いとなります。
4気筒車両で約20本の線を接続します。作業が終わったら、取り付けたF-CONハーネスを室内へ
引き込み作業は完了。後はセッティングとなります。

ファイル 101-5.jpgファイル 101-6.jpg
A/F計を付けてシャシーダイナモで負荷を掛けて回します。
他社製スーパーチャージャーには「電磁クラッチ用スイッチ」と言う物と、「スイッチコントローラー」が
装備されていて、「OFF」「LOW」「MID」「HI」とスイッチで使い分けが可能。
なので、「OFF」でブースト圧が掛かって無い時とチャージャーが過給されている時のマップを変えなければ
なりません。圧力センサー(赤丸印)を追加して「圧力制御」で行ないます。

ファイル 101-7.jpgファイル 101-8.jpg
【測定結果】                                 入庫時、作業前の測定馬力グラフ
●ブースト圧:0,6kgf/c㎡
●最大出力 :107.4Kw(146ps)/6000rpm
シャーシーダイナモで燃調を合わせ、実走行にて再度A/F確認でセッティング終了。
トルクは測定しておりません。グラフでも分かるように作業前とF-CON取付け後では140キロ付近のライン
が盛り上がっています。